お店や街で、かわいらしい介助犬とすれ違ったとき、つい撫でてしまいたくなることはありませんか?今回は、そんな疑問にお答えします。
介助犬は撫でていいの?
はっきり言って 、介助犬は撫でてほしいような 愛らしい子犬ではありません。 介助犬は医療機器であり、邪魔をしてはいけないのです。外出先で用事を済ませていると、お店で介助犬ベストを着た犬を連れて歩いている人を見かけることがあります。介助犬は愛玩犬とは全く違います。介助犬は、ハンドラーが行くところならどこへでも行くことが法的に許されています。彼らは高度な訓練を受け、発作の警告やナビゲーションなど、さまざまなサービスを提供し、ハンドラーの生活の質を劇的に向上させます。
介助犬を撫でていると、彼らの仕事から目をそらしてしまうことになります。
介助犬の仕事は、飼い主やハンドラーのためにタスクを完了させることに集中することです。介助犬は、気が散るものを無視するように訓練されていますが、もしみんなが介助犬を撫でたら、仕事に集中できなくなってしまうでしょう。
介助犬を撫でていると、ハンドラーを危険にさらすことになりかねません。
介助犬は、障害の症状を和らげたり、ハンドラーに救命の警告を与えたりするために訓練されています。犬を撫でたり、餌を与えたり、話しかけたりすることで注意力を散漫にさせている場合、ハンドラーと犬を危険にさらす可能性があります。 例えば、パートナー犬が ハンドラーに警告を 発せず、緊急事態が発生する可能性があります。
介助犬とのふれあいは、お住まいの地域の法律で禁止されている場合があります。
補助犬や介助犬の職務を意図的に妨害しようとすると、州によっては犯罪行為となることがあります。アリゾナ州では第6級重罪になることさえあります。
介助犬を撫でてほしいと頼んでも、答えはノーである可能性が高いです。しかし、残念に思わず、非番のときは他の犬と同じように愛情を注がれ、遊ばれていることを知っておいてください。
断られた場合は、ハンドラーに「わかりました」と伝え、犬がいかに生活に役立つ素晴らしい存在であるかを理解するように心がけましょう。
介助犬のエチケットやるべきこと、やってはいけないこと
介助犬に対してどのような振る舞いをすればよいかを正確に把握することは難しいものです。もし、以下のルールをすべて覚えられないのであれば、介助犬を発見したときに必要なことは、どんな形であれ、犬との交流を避けることです。
介助犬の周りでやってはいけないこと
- 犬に向かって話す、口笛を吹く、吠える
- 犬を撫でたり、撫でろと言ったりする
- 犬が仕事を終えたら、褒める。
- 足をたたいたり、手をたたいたりして犬の気をそらす。
- お子さんが介助犬チームに近づくことを許可する。
- 犬におやつや食べ物を与える
- ハンドラーに具体的な障害について話したり、身分証明書を見せたり、ハンドラーに介助犬を必要とする理由を聞いたりする。
- 犬の見た目や行動から、「偽の介助犬」かもしれないと判断する。
介助犬の周りですべきこと
- ハンドラーに敬意をもって接する
- 自分の犬を介助犬に近づけない
- 散歩道や歩道では、介助犬チームに道を譲ること。そうすることで、人通りの多い場所でも移動がしやすくなります。
介助犬がハンドラーを連れずに近づいてきたときの対処法
介助犬を見かけたらどうすればいいか、もうお分かりでしょうから、介助犬が近づいてきても無視すればいいと思われるかもしれません。
しかし、介助犬が近づいてきたり、鼻でなでたりするのは、実は、危険な目に遭っている人間のパートナーに助けを求めている可能性があります。介助犬は、人間の助けを求めるように訓練されています。この場合は、怖がったり、イライラしたりせず、ただ犬の後をついていって、彼が何を見せようとしているのかを探ってみてください。困っている人を助けることになるかもしれませんよ。