クリッカーとは、安価なプラスチック製の箱の中に金属 片が入っていて 、押すと素早く、はっきりとしたクリック音が鳴るものです。これは、 犬のトレーニングのための 効果的な 肯定的強制力の 代替手段 です。 多くのドッグトレーナーは 、おやつでご褒美を与える際にクリッカーを使用し、愛犬にクリッカーが良いものであり、その音が聞こえたら、何か正しいことをしているのだと示します。クリッカーが良いものだと理解できたら、より 高度な トレーニングに使用することができます。
ここでは 、介助犬のトレーニングにおけるクリッカーの使い方をご紹介します:
その1:愛犬に「良いこと」であることを示す。
愛犬にクリッカーが良いものだと認識させることは非常に重要です。クリッカーの音は、自分が正しいことをしていることを意味し、ご褒美がもらえるということを理解させる必要があります。
愛犬にこれを示す簡単な方法は、 クリッカーを ゆっくりと導入することです。 クリッカーを手にしたら、犬を呼び、クリッカーを押し、すぐにご褒美のおやつをあげます。これを何度か繰り返します 。 次に、犬がすでに知っている簡単な芸(前足を出すなど)をさせます。できたら、クリッカーを押して、ご褒美のおやつをあげます。クリッカーを 使う最初のうちは、ご褒美としておやつを あげることをお勧めします。 そうすることで、愛犬はクリッカーが良いことを意味していることを理解します。
おやつをあげることに慣れてきたら 、 おやつの回数を減らし、代わりに声で褒めて あげると、喜んでいることが伝わります。そうすることで、クリッカーは単におやつが来るという意味ではなく、クリッカーは正しいことを伝えているのだということもわかります! 犬があなたに注目していないときにクリッカーを押すと、ご褒美を求めてあなたのところにやってくるので、準備が整っていることがわかりますね。
その2:上級者向けトレーニング
より高度なトレーニングに移行 する場合は、気が散ることのない静かな場所で始める必要があります。また、 トレーニングのセッションは短めにしましょう。1回のセッションが長くて退屈なよりも、短いセッションを何度も重ねた方が、より高い効果が期待できます。 クリッカーは、犬を操作する ことなく、より高度なスキルを段階的にトレーニングできる優れた方法です。あなたの犬は 、 あなたが クリック すると 、 彼らは正しい何かをやっている ことを認識したら 、あなたは ステップバイステップのトレーニングプロセスを行うことにより、あなたの利点にこれを使用することができます。 愛犬がそのコツをつかみ、何を さ せようとしているのかがわかるまで、小さなステップを ひとつずつクリックしていくのです。少し時間が かかるかも しれませんが、愛 犬を自分で体勢を整えようとする よりもずっと早くできるはずです。 これはまた、あなたの犬が動きそのものを把握することができ、優れた犬の訓練となります。
あなたの愛犬が、あなたがしてほしいことに少しでも近いことをしたら、クリックします。そして、時々おやつをあげます。クリックのタイミングが重要です。彼らは自分が何をしているのか正しく理解しなければなりません。 そうすることで、将来またその行動をする気になるのです。
その3「悪い行いをなくすために
犬が悪い行動をしたときに叱るのと同様に、良い行動をしたときにクリックすることも必要です。 例えば、来客があったとき、愛犬が落ち着いて行動し、 来客に飛びつかなかったときにクリックします。 愛犬はクリックを認識し、おやつをもらうために落ち着いていることを知るようになります!
その4:叱る のと クリッカートレーニングを一緒にしないで ください。
愛犬がお行儀よくしていないときや、あなたが怒ってしまったときは、トレーニングを中断して、別の機会にもう一度やり直してください。 クリッカートレーニング中に叱りつけると、愛犬が混乱してクリッカーを悪いもの だと思い込んでしまう可能性があります。愛犬が自信をなくしてしまう可能性があるので、注意が必要です。 前述したように、クリッカーを使うタイミングはとても重要です。行動が終わった後にクリックすると、犬は自分がやっていることを止められたと 思い、それ以上やらなく なる可能性があります。行動が描かれているときにクリックするようにしましょう。
その5:合図となる言葉を加える
時間が経つにつれて、あなたの犬は最終的に、あなたがクリックしたり、おやつなどの報酬を得ることを期待して芸をするようになります。この段階になったら、その動作をさせるための合図となる言葉や手の動作を考えましょう。合図をした後にその行動が行われた場合のみクリック し、合図をしない 場合はその行動を 無視するようにします。 そうすることで、愛犬に「あなたが言ったときだけ行動してくれればいいんだ」と教えることができます。